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巻いている姿

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ハクモクレンの蕾が開きかけて、近寄ってみると、花びらがきっちりと螺旋に重なり、きれいにまとまって、すぼまっている姿に、とにかくひきつけられました。軒先のチューリップはゆったりと巻いた葉をほどいていく途中のようです。活動の時期を迎えて、日に日に姿を変えていく植物は、冬の間どれだけの力を蓄えて、見えないところで、そのエネルギーをどれほどまでに働かせていたのだろう。巻いている姿にひかれて、色で表わしてみる。この根本の先は、礎となるとてつもない闇がある。自分自身のことのみならず、他の人々と関わることによって、与えていただいたもの。暮らしている環境等。すべてが作用して、この巻いている姿を生み出している。私の血、肉にしていくのは、たやすいことではない。そして、どれも、外すことの出来ない、かけがえにないもので、生かされている姿。

講座のご案内

講座のご案内を申し上げます。 さっぽろ市民カレッジ 2020春夏期 ご近所先生企画講座  『色彩心理学で心を元気に』  ~ほんとうの私と出会う色の世界~ 日程   火曜日10:00~12:00                 2020年8月4日オリエンテーション         8月18日~9月15日(8/11休み)全5回 会場   札幌市生涯学習センター ちえりあ 4階 アトリエ      (札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10) 受講料  3,000円 (別途教材費 600円)  定員   20名  (受講申し込み締め切り 6月25日必着 多数時抽選) 講師   岸 泉  絵の具やクレヨンで、思うままに表現することを通して、楽しみながら、色と心の関係性について学んでいきます。色彩の力を借りて、元気な心を培って行く時間を過ごしてみませんか。 受講につきましては、下記のご連絡先までお問い合わせいただきまして、お手続きの方法をお尋ねいただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。 ・受講に関するお問い合わせ先 札幌市生涯学習センター事業課 (011)671-2311 ・受講申し込み方法 札幌市生涯学習センターに、はがき、Fax(011-671-2334)、          又は、ちえりあホームページからお申し込みが出来ます。          https://chieria.slp.or.jp/                                                    ご来館につきましては、5月6日水曜日まで臨時休館となっております。 ・申込先住所 〒063‐0051       札幌市西区宮の沢1条1丁目1‐10       札幌市生涯学習センター事業課 ・お申し込みに必要な事項 (講座名、お名前(ふり...

変り続ける

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                                                                                                                                               緑の新芽に開花の兆しが見え始めた。木の命の物語と共に、花芽も変わり続ける。自然界が、絶え間なく動き続けていることをそれぞれの命が、その姿で教えてくれる。1日1日の中でもゆっくりと着実に動いているのだろう。そこには凄まじい力が働いてるのだと思う。

つきあかり

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夜中に目が覚めると、部屋が明るい。カーテンが半分開いていて外を見ると、少し欠けた月から、浩浩たる光が注がれていた。電気をつけなくても部屋の中の様子が分かる。外の景色も闇から浮かび上がっていく。月明かりがこんなにも明るくて、包まれるように感じる光なのかと思った。自然界の営みの中にいる自分は、ちっぽけな生き物だということを知る。自然の力の大いなること。闇の中の強くて優しい光。自分の中にも培いたいもの。次第に、降り注ぐ光を浴びる子供になる。寝るのがもったいないと思いながら、それ以上に月の明るさは、心地よかったようで、いつしか寝てしまいました。

緑の目

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家のすぐ目の前に桜の木があって、ある朝、少しの緑が芽吹いていた。トンボの目のようにふたつぶ、こちらを向いている。それから毎日、ポコポコ、ポップコーンのように、緑の粒が増えていく。昨年の花が散り始めた直後から、ギュッとした赤茶色の新芽が生まれて、冬の寒さや吹雪に耐えて、一日一日をじっとやり過ごしてきた。雪が解けて、春の兆しが訪れても、まだ、えさに乏しい小鳥たちが、入れ替わり立ち替わり芽をついばんでいく。それでも負けじと、緑は現れた。

ヒヤシンス、他には。

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紫で楕円形を描いていたら、ヒヤシンスを思い出した。今頃は、お店に苗が並ぶ。家の軒先には、開花しそうなクロッカスが見える。少し前には、公園などにフクジュソウが咲いていた。もうまもなく、水芭蕉も咲き出すことろだろう。今年は、見には行けそうにないから、心の中で花を咲かそうか。

『魔法のランプ』のはず

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この中に、色々入れたり、いつの間にか何かが入ったりしてるけど、混ざり合って時間がたつと、得体のしれないものになって行く。中は、心が締め付けられるような状況になっている気がしてくる。それでも最後に良いものになっている。と願いながら、その時を待って、中身を飲んでみたい。蓋の形とか、注いで飲むような使い方からして、これは急須ではないかと思えてくる。イメージは、魔法のランプのはずだけど。愛着が湧いてくる。どうあっても、自由な心をつかみ取っていくために、必要な器に感じる。